【3】「きもの のはなし」

<<第12回 お手入れ・収納の基礎知識 >>

きものを美しく保つ秘訣は「愛着心」です。アフターケア、収納法、万が一の処置について、 ぜひ知っておいて下さいね。 昔は「ベンジン」を使って自分でしまつする事が普通でしたが、現在は「着る間隔が半年〜数年」 で「高価な非日常着」。気を付けて気持ちよく次の機会に備えましょう!

●着た後、どうすればいいの?
着物を汚さないように、脱ぐ前に手を洗いましょう。ハンガーに掛け、 乾いた手拭いやシルク用ブラシで塵、埃をはらいます。この時に、汚れやすい場所をチェック。 はんえり(長襦袢)、たもと、すそ、えり回り(化粧ジミ)。・・・大丈夫でしたか?
湿気をとるために2時間から半日、干します。(肩や袖の線が崩れるので1日以上は干さない事。) たたんで、たとう紙に納めます。
タンス収納法
着る機会の少ない物が「上」
上段 ●フォーマル着物。喪服・黒留袖・訪問着
「トレイ」には3〜5枚をめやすに。
中段 ●小紋・つむぎ・コート・袋帯
●しぼりの着物は一番上にして、重みをかけないように。
●紐類など小物は小引き出し。
下段 ●名古屋帯・浴衣・単衣
●足袋・肌着・襦袢/きもの用除湿剤:タンスの一番下には必ず入れる。
 (湿気は下から上がってくるのです。)

●収納のポイントは?
桐タンスが理想ですが、紙製衣装箱でもよいでしょう。(ただし防湿、防虫効果はありません)
ポイントは最近の家屋は気密性が高いので、湿度管理に注意することです。 湿気はきもののカビ・虫食い・縮みなどのトラブルの元。 除湿の次には、防虫剤。必ず「きもの用」を。 着物の上に直接のせるのは厳禁です。また、ウール類はまとめて別に収納します。 (虫に弱いので)
※「防湿剤」当店でも扱っています。(タンス1竿分1200円)

●虫干しの方法
湿度の低い日に日陰で風を通します。午前10時〜午後2時くらいがめやす。 ついでに除湿剤やたとう紙の点検・交換もしておきましょう。 昔は虫干しを年に2度もしたくらいですが、大げさに考えずに、タンスの引き出しを開けておくだけでも かなり違うものです。


その他、「知っておきたい」事

パールトン加工のすすめ
半永久的、な効果をもつ撥水加工で、汚れが付きにくく、落ちやすい。 加工料金は一万円前後。当店ではアフターケアとして、加工した着物は何度でも丸洗いは無料です。

●シミの対処・丸洗い
素人判断せずに「きもの専門店」に相談しましょう! クリーニング店ではトラブルの元になることがあります。 草木染めの着物(藍染め、紅型、大島など)はドライクリーニングで化学変化を起こしてしまいます。 また、プレスの仕上げ処理、熱の加えかたもよくあるトラブル・・・。
専門店では、「いつ・何を付けたか」を伝える事が大切。
●「丸洗いの間隔」
上等なスーツ、を参考にすると良いでしょう。
 例えば/シミもなく、数回なら1シーズンに一度でも十分です。
●見えない汚れも怖いもの。 汗、シミは月日が経つと「黄変」などをおこします。
 長襦袢やながく保存する黒留袖など、夏場に使用した時は注意しましょう。
●「カビ」
たった2、3年でも保存環境が悪ければ、カビにやられてしまいます。
 収納場所をもう一度チェックしましょう。怪しいにおいはしませんか?
●帯〆の手入れ
帯締めの房がぼさぼさになってきたら、やかん湯の蒸気にあてて、くしで整えます。 房を紙で巻いて保存しておけば、完璧。
      

お直し・悉皆について

丸洗い・ガード加工について

お問い合わせはこちらから

訪問販売法による表示
糸美屋TOPへ

コラムTOP に