きもの産地研修記「十日町と塩沢」

「越後:新潟県」は京都とならんで数多くの着物を生産する 地方です。
今回は二泊三日の日程で、10軒のメーカーさんにお邪魔しました。 時間的には、ほんの一部?・・けれども沢山の着物にふれる事ができ、 それぞれに物作りの取り組みもかいま見て来ました。 当たり前のことですが、全国に流通する前、ですから、色々な着物があり、 「知って→楽しい」魅力を再発見しました。身近に感じる第一歩ですよね。
  

この地方の歴史は古く、飛鳥天平の時代から。歴史を持った織物。
「十日町紬」・・・絣の絹織物。
「塩沢紬」・・・さらりとした独特の風合い。ファンも多い。
「明石縮」・・・盛夏の高級織物。
歴史的背景

一世を風靡した物づくりの流れは、越後上布−越後縮−絹縮−明石縮・・と、 時代とともに重層的に発展してきました。 江戸時代、他の雪国が麻を織り継ぐなか、絹織物の生産をはじめたことは象徴的です。
そして近年になると、(京都の分業に対して) この地方の一貫生産の利点を活用して、 友禅染をはじめ、あらゆる物作りへ自然に発展をとげたのです。
「創造性」も伝統。
十日町の持つ活力は、そのまま、豊富なバリエーションの生産物に見ることが出来ます。 十日町といえば「つむぎ」ですが、フォーマルきものも沢山作っていて・・・ 「物マネ」と言われることもありますが、歴史的に振り返れば、創造性を表す一側面 だと私は感じました。
十日町年間生産量  
振袖   30999点    訪問着等  31271点
留袖・付下 23353点    その他  9849点
 紬・絣  42436点

おしゃれ着から振袖、訪問着、付下げなど・・・
これが今では、紬・絣の倍の数量に伸びています。

きもの文化の見学・体験


雪まつりで有名な十日町。
道の駅「クロス10」をはじめとして、 きもの文化を見学・体験できる施設が5〜6カ所そろっています。
今は、来年の夏物の新作づくりもしているそうです。
また、地色のぼかし染め見学では、職人の感覚であわせてゆくので、一枚のきものは当然 ひとりで仕上げないと、微妙にくるってしまうそうです。

●ほかには


おぼろ染の振袖・・(十日町が元祖です。)
吉澤与市の着物
       ・・・(紬に染め、絞りなどの加工も併用)
サマーウール、お召し
       ・・・(まだ生産していて嬉しいですね。)
袋帯・・(コーディネート用に作り始めています。)

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